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  • 執筆者の写真Yasuhiro Matsukawa

特別定額給付金ー10万円の使い道

更新日:2021年2月16日

政府は新型コロナウィルスに対する緊急経済対策として、全国民を対象に「特別定額給付金」として10万円を支給することを決定した。内容については、連日ニュースで解説付きで説明されているので私からはその利用法についてご提案させていただきます。


前回のブログでは、皆さんがお住いの地域で消費をして下さいとお話しました。が、特段買いたいものもない…利用したいサービスもない…という方もおられると思いますので、本日は10万円を投資に回すとどうなるかという解説をしたいと思います。

生活に困って投資なんかできるわけないだろ!!とのお叱りのお言葉はごもっともですが、こんな時だからこそ将来を見据えたお金のお話をさせて下さい。


皆さんは投資と聞くとやばい、危ない、怪しい、難しい、お金がなくなってしまう等々、マイナスのイメージを持たれる人もいるかもしれません。それは単に投資スキルがないからです。例えるなら、戦場に裸一貫で乗り込むようなもので命を取られるのは時間の問題です。

金融は現代社会における戦場と考えてもらえると、そこで生き残るための準備の必要性を理解いただけると思います。


ポイント

 投資(金融)の世界=戦場

 お金=命

 投資スキル・情報=武器・情報

 

さて今回の10万円を元手にいくら増やせるかシュミレーションをしてみましょう。

投資には、不動産、債権、為替、事業、金(商品)、投資信託など多くのものがありますが、今回は10万円という少額から始められる株投資でみていくことにします。


10万円で買えるものには東京証券取引所の1部上場銘柄でいうと、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)、野村HD(8604)、東京電力HD(9501)、楽天(4755)、日産自動車(7201)など多数あります。これらの株を買うのもいいですが、私のオススメは日経平均株価へ連動した株価指数連動型上場投信(ETF)と呼ばれるものです。

個別銘柄を売買するにはその企業の株価を左右する業績を逐一把握しなければなりません。また業績がよくても株式市場全体のファンダメンタルズ(経済状況などを表す指数)が良くない場合は、全体につられてズルズル下がっていきます。ここの情報を把握するのはたいへんですが、新聞やTV、ネットのニュースをみられる方でしたらなんとなく景気はどちらへ進んでいるのかなぁと肌で感じられると思います。毎朝今日の株価は上がりそうだな!今日の株価は昨日のニュースのせいで下がりそうだな!!と予想する癖をつけていくと、最初は難しいと思いますが続けていくうちに高い確率で当たってくると思います。これをファンダメンタル分析と呼びます。


また株式投資では、チャート分析という言葉を耳にされたことのある方もいると思います。チャート分析については多くの本が出版されていますのでぜひ1度手にとって読んでみて下さい。株価の法則を学べて面白いです。


戦場へ行く最低限の武器がこの2点になります。

 ①ファンダメンタルズ分析

 ②チャート分析


これらを駆使して、どれだけの期間でどれだけのリターン(儲け)を出すかが投資家の能力です。もちろん、資金が大きい方は勝つ確率が高いですが…(その理由はおいおい説明します)


今日の本題である、10万円を元手にいくら増やせるかのシュミレーションをしてみたいとおもます。(前段の説明が長くなり申し訳ありませんw)


複利で10万円を運用した場合、1億円にするにはどのようにしたらいいでしょうか?


シュミレーション1

元金10万円 月利1% 複利運用

つまり、毎月10万円の1%の利益をあげてその利益分も再投資する場合

結果は57年11ヶ月となりました。(税金は無視)

20歳前後ではじめれば実現可能性は高いですね。


シュミレーション2

元金10万円 月利5% 複利運用

つまり、毎月10万円の5%の利益をあげてその利益分も再投資する場合

結果は11年10ヶ月です。(税金は無視)

月利5%というとハードルの高い目標となりますが、どの年代の方でも投資スキルをあげて諦めずに続けることができれば実現できる内容だと思います。


今回は目標を1億円としてみましたが、定年後に貯金が2000万円必要になると最近騒がれましたがその金額なら皆さんも投資に興味を持って行動することで実現できます。“善は急げ”のことわざ通り、今回の給付金の使い道を考えてみてはいかがでしょう。


はじめにも申し上げた通り、生活に苦しくて投資なんて考える余裕があるわけない!!とお叱りを受けるタイミングでの投稿になってしまいますが、皆さんの生活にとって必要不可欠な内容です。今のタイミングでなくても、どこかで10万円の余裕ができた時にはじめていただけることを願って本日は締めくくりたいと思います。


THINK GLOBALLY, ACT LOCALLY

地球規模で考え、足元から行動せよ



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